ひげおやじはあの「ヤンキ一先生」という人物は、たしかに不良と呼ばれる側の気持ちも分かるのかも知れませんが、今一つ受け入れてないんですが、
まあそんなことは置いといて、PTAに携わる者として、一応全文を読んでみました。
その提言内容は次のとおり。
※教育再生会議とは → こちらを
◆「いじめ問題への緊急提言」
(1)
学校は、子どもに対し、いじめは反社会的な行為として絶対許されないことであり、かつ、いじめを見て見ぬふりをする者も加害者であることを徹底して指導する。
<学校に、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫を>
<徹底的に調査を行い、いじめを絶対に許さない姿勢を学校全体に示す>
(2)
学校は、問題を起こす子どもに対して、指導、懲戒の基準を明確にし、毅然とした対応をとる。
<例えば、社会奉仕、個別指導、別教室での教育など、規律を確保するため校内で全教員が一致した対応をとる>
(3)
教員は、いじめられている子どもには、守ってくれる人、その子を必要としている人が必ずいるとの指導を徹底する。日ごろから、家庭・地域と連携して、子どもを見守り、子どもと触れ合い、子どもに声をかけ、どんな小さなサインも見逃さないようコミュニケーションを図る。いじめ発生時には、子ども、保護者に、学校がとる解決策を伝える。いじめの解決に全力で取り組む中、子どもや保護者が希望する場合には、いじめを理由とする転校も制度として認められていることも周知する。
(4)
教育委員会は、いじめにかかわったり、いじめを放置・助長した教員に、懲戒処分を適用する。
<東京都、神奈川県にならい、全国の教育委員会で検討し、教員の責任を明確に>
(5)
学校は、いじめがあった場合、事態に応じ、個々の教員のみに委ねるのではなく、校長、教頭、生徒指導担当教員、養護教諭などでチームを作り、学校として解決に当たる。生徒間での話し合いも実施する。教員もクラス・マネジメントを見直し、一人一人の子どもとの人間関係を築き直す。教育委員会も、いじめ解決のサポートチームを結成し、学校を支援する。教育委員会は、学校をサポートするスキルを高める。
(6)
学校は、いじめがあった場合、それを隠すことなく、いじめを受けている当事者のプライバシーや二次被害の防止に配慮しつつ、必ず、学校評議員、学校運営協議会、保護者に報告し、家庭や地域と一体となって、解決に取り組む。学校と保護者との信頼が重要である。また、問題は小さなうち(泣いていたり、寂しそうにしていたり、けんかをしていたりなど)に芽を摘み、悪化するのを未然に防ぐ。
<いじめが発生するのは悪い学校ではない。いじめを解決するのがいい学校との認識を徹底する。いじめやクラス・マネジメントへの取り組みを学校評価、教員評価にも盛り込む>
(7)
いじめを生まない素地をつくり、いじめの解決を図るには、家庭の責任も重大である。保護者は、子どもにしっかりと向き合わなければならない。日々の生活の中で、ほめる、励ます、しかるなど親としての責任を果たす。おじいちゃんやおばあちゃん、地域の人たちも子どもたちに声をかけ、子どもの表情や変化を見逃さず、気付いた点を学校に知らせるなどサポートを積極的に行う。子供たちには「いじめはいけない」「いじめに負けない」というメッセージを伝えよう。
(8)
いじめ問題については、一過性の対応で終わらせず、教育再生会議としてもさらに真剣に取り組むとともに政府が一丸となって取り組む。
率直な感想としては、
・目新しいのは教師や生徒に対する懲戒的な措置を示唆した点だと思いますが、これすら果たして実際に運用していくのは難しそうで・・・、その他は
全体的には当たり前のことを再度徹底していこうという感じ。
・「見てみぬふりをする者も加害者」とは少し厳しすぎるかなと思う。
「何とかしなきゃ」と悩んでいても、動ける子と動けない子は、個人差で当然出てくる訳で、全てを加害者としてレッテルを貼ってしまうのは厳しいものがある。
・いじめる側もいじめられる側も、親の責任をもっと追及すべき。
・安倍首相は、この中の出来ることから早急に取り組んでいきたいといっているらしいけど、実際に学校に、保護者にはどういった感じで下りて来るのか来ないのか。
■多方面の意見・コメント → こちらを
■伊吹文部科学相のコメント(毎日新聞より抜粋)
内容に異議はない。ただ、お願いしても出来ない現実をどういう風に考えていくか、教育行政の在り方もあり、いろいろな問題がある。
提言が出席停止を明示しなかったことには、今も法律・通達上、出席停止はあるが、いじめは多様なもの。『いじめ即出席停止』という受け止め方をされて現場で運用されることについては、やや慎重でありたい。ただし、出席停止を否定しているわけではない。ケースバイケース。
でも、この提言が出されたことで、いろいろ話し合う機会、機運が高まっていくことは間違いないので、そういう意味では意義があると思います。
「非行問題」も「いじめ問題」も、正に今そこにある危機なので、学校も親ももっともっと本音で話し合いましょう。



